子供向けプログラミングスクールではどんな内容の勉強をするのか

今回は子供向けプログラミングスクールではどんな勉強をするのか紹介したいと思います。

より具体的な話をしていきますので、実際のスクールの様子の写真とともに解説していきます。

タイピング練習

パソコンの操作が慣れていないうちは10分~15分タイピング練習をします。タイピングの速さは個人差があるので、ひとりひとりのタイピング速度に応じて、徐々にタイピングの練習時間を減らしていきます。

将来的には、タッチタイピングができるようになってもらいたいため、ホームポジションに手を置くことを心がけるように指導しています。

本プログラミングスクールでは、「Typing Land」というアプリを使ってタイピング練習をしています。

こちらのアプリを採用している理由などは前回記事にまとめたので、そちらをご覧ください。

子供のやる気を促進させるオススメのタイピングアプリ「Typing Land」

この記事では子供向けプログラミングスクールplusoneで採用しているタイピングアプリ「Typing Land」について紹介したいと思います。 Typing Landとは ゲームクリエイター…

プログラミング解説動画の鑑賞と作成(インプット)

子供が学ぶべきプログラミング言語について

タイピングを終えると、プログラミングの授業に移ります。

プログラミングは言語というものがあり、どの言語を学習するかは、自分がプログラミングをする上でどんなものを作りたいかにより、学習する言語を決めます。

本スクールでは子供が初めてプログラミングを学ぶ場合、Scratchを学ぶことを推奨しています。

Scratchは、Scratch財団がマサチューセッツ工科大学メディアラボ ライフロングキンダーガーデングループと共同開発する、8〜16歳のユーザーをメインターゲットにすえた無料の教育プログラミング言語及びその開発環境である

wikipedia

Scratchはプログラミングの敷居を下げてくれる、いわゆる、ビジュアルプログラミング言語というものです。

プログラミングというと英語の文字列が無限の勢いで書かれているものを想像すると思います。

子供にとってはこの意味不明な文字列を自分が書かないといけないと思うだけで、学習意欲が極端に下がってしまいます。

ビジュアルプログラミングというのは、この意味不明な文字列の役割をブロックを組み立てることで果たしているので、直感的な操作を可能としてしています。

英語である上に子供にとって見たことのない記号を多く使うテキストプログラミング(一般的なプログラミング言語)は、英語や数学をある程度経験してから学んだほうが挫折しにくいため、まずはビジュアルプログラミングを学ぶことをお勧めしています。

ビジュアルプログラミング言語「Scratch」

サンプル作品を動画で紹介し、同じものを制作する

本スクールでは解説動画を見ながら、動画内で紹介しているサンプルと同じものを生徒に制作してもらいます。

動画内では、ひとつひとつのブロックの役割を丁寧に解説しています。

サンプルと同じものを作るだけでは何の意味もなく、なぜこのようなブロックをつかっているのかと考えてもらうことに意義ががあります。

同じものを作れたから「よし、できているね」としてはいけません。解説動画を見終えた生徒には「このブロックのグループ(スクリプト)はどういう動きを指示しているのかな?」と講師が聞くようにして、理解度を確かめています。

課題を解いて理解度を確かめる(アウトプット)

一本の解説動画を見終えたら、生徒には課題をしてもらいます。

課題のパターンは二通り用意しています。

テキスト上の指示通りにコードを書いてもらうパターンと、動いているプログラムを見て同じものを作ってもらうパターンの二通りのです。

先ほども書きましたが、動画に出てくるサンプルと同じものを作るだけでは意味がありません。

自分が作ろうとしているものには何が必要なのか、と考えてもらうことが大事です。

実際課題を解くと、インプットの段階ではスイスイとコードを書けたのに「むずかしい・・・」と感じる子が多いです。

ここの段階で、もう一度講師が生徒にヒントを出しつつ、動画ではどんなことを言っていたかと声をかけてあげて、自分の力で課題を解く手助けをします。

例題

左のものと同じものを作ってみましょう

(わからない場合)

  • どんな動きをしているか説明してもらう
  • 使いそうなブロックを並べてもらう
  • 解説動画の中の話を織り交ぜてさらにヒントを出す

発表会でほかの生徒にプレゼンをする

Scratchコースでは、ある程度のスキルが身についたら、生徒にはオリジナル作品の制作を始めてもらいます。

これまで習った知識を用いて、いろんなアイデアのもと、個性的な作品が生まれます。このオリジナル作品をほかの生徒に紹介するのが発表会となります。

自分の作品のアピールポイントや、苦労した点を述べてもらい、聞き手の生徒にもよかったところを述べてもらいます。

発信するチカラは大人になるうえで重要なチカラと考えているので、プログラミングとは直接的には関係ありませんが、本スクールでは大事な時間と捉えています。

プログラミング大会に向けて、発表の練習をする様子

実際の学習の様子(動画あり)

以上がキッズプログラミングスクールで実際行われている授業の内容となります。

こちらに実際のキッズプログラミングスクールのルーティンを撮影したものを紹介しますので、参考までにご覧ください。

おわりに

ここまでお読みいただいてありがとうございます。

読者様の参考になられたのなら幸いです。

この記事のほかにも気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

また、無料体験会も随時募集しいますので、こちらもプラスワンまでお気軽にお問い合わせください。

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